2015/05/23

  • お知らせ

2015 業界誌記事紹介「DAIFUKU」より

業界誌記事紹介「DAIFUKU」のダイフクカスタマーレポートに「コンパクトシステムの導入」を紹介されました。

 

 

(記事より)

自動倉庫を導入し、従来比4分の1の省スペース化を実現。
作業の専任化を進め、物流改革の第一歩に。

1947年に横浜の地で創業した(株)山喜様(本社 : 横浜市金沢区)は、ベアリングメーカーからの注文に応じて、鉄道車両や航空機、風力発電で使用されるベアリング保持器などを製造、販売しています。

2015年5月、物量増加に対応するため材料・仕掛品・製品を格納するパレット自動倉庫「コンパクトシステム(CS)」を導入。
これにより従来に比べて4分の1のスペースで保管できるようになるとともに、6~7割の省人化を実現しました。

これまで敷地内でのロケーション管理や材料ごとのロット番号や加工状況などの識別管理が十分にできておらず、経験を積んだ作業者でないと必要なモノがどこにあるのか把握できない状況でした。また限られたスペースで段積み保管を行っていた上、荷繰り作業に多くの時間と手間が掛かっていました。

▼ダブルディープ方式など工夫を凝らす
CS導入に当たっては、もともとは小規模な治具保管用を想定していましたが、材料や仕掛品、出荷前製品の保管用に改めるなど、設備を最大限に活用するため検討を重ねました。
その結果、荷物を奥行き方向に2列保管するダブルディープ方式を採用するとともに、薄型の木製パレットを使用することで、荷姿高さを確保しながら保管能力を高めています。入出庫ステーションはラック間口を利用した横出しで2カ所設置、入出庫時間の短縮を図っています。また運用面では、保管物の情報をコンピュータ管理することで入出庫作業を別の作業者に依頼できるようになり、加工作業者は本来の作業に専念できるようになりました。

▼CS導入により物流作業が見える化
「当社では限られた人員と敷地で、いかに生産性を高めていくかが大きな課題でした。自動倉庫導入により、これまで気づかなかった物流における無駄な作業が見えるようになりました。これを機に今年を物流改革元年と定め、全社員の物流意識向上を図っています」

(代表取締役社長 山﨑一様)

 

DAIFUKU_20150820